木元貴章 インストラクターデイリーライフbyムラゴン

神奈川を中心にインストラクターとして活動しています。 木元貴章です。 今まで大船のスポーツクラブにてインストラクターをさせていただきました。 2022年4月に独立してフリーの立場です

【牛・豚・鶏】筋トレ民におすすめの肉&部位は?

木元貴章 インストラクターデイリーライフbyムラゴン


神奈川を中心にインストラクターとして活動しています。 木元貴章です。 今まで大船のスポーツクラブにてインストラクターをさせていただきました。 2022年4月に独立してフリーの立場です。

木元貴章 素晴らしい 野球 大谷翔平



神奈川を中心にインストラクターとして活動しています。 木元貴章です。 今まで大船のスポーツクラブにてインストラクターをさせていただきました。 2022年4月に独立してフリーの立場です。 スポーツクラブを中心にセミナーやトレーニング実践を提供しています。 エアロビクスやマリンスポーツが好きです。



体を鍛えている筋トレ民も、細くなりたいダイエット民も、時には食べすぎ、飲みすぎることもあるでしょう。どうやったらリカバリーできるのか。ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。


 筋トレ民ならこだわりたい「お肉」の種類と部位。たとえばボディメイク期間中に焼肉屋へ行く機会があったとしたら。もしくは鶏胸肉とささみばかりの食事に飽きたとき。どのお肉&部位をチョイスすれば、トレーニングの妨げにならないでしょうか。




Q.筋トレに力を入れている期間中に食べるとしたら、牛肉・豚肉・鶏肉、どれがおすすめでしょうか?またどの部位をチョイスするとよいでしょうか。
A.目的別におすすめのお肉の種類と部位を紹介します。
 まず、ボディメイクする上で積極的に摂りたいのがタンパク質です。なぜなら、タンパク質は筋肉の主な材料となるからです。なかでも牛肉・豚肉・鶏肉はアミノ酸のバランスなどから見て、優秀なタンパク源です。


 筋トレをしている目的にもよりますが、ダイエット目的であれば鶏肉(特にささみ、むね肉)がオススメです。皮を取り除くとさらに脂質がカットされます。




 鶏むね肉の皮つき・皮なしで栄養成分を比較すると下表の通りとなります。(生肉100gあたり)


料理名/食品名


エネルギー kcal


たんぱく質 g


脂質 g


糖質


鶏むね 皮つき


229


19.5


17.2


0


鶏むね 皮なし


113


24.4


1.9


0


鶏ささみ


98


23.9


0.8


0.1


文部科学省『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』より


 一方、増量のためにカロリー摂取もしたいという方は、鶏肉はもちろん、豚肉や牛肉などを取り入れてみてください。


 下表は、牛・豚・鶏の生肉100gあたりの栄養成分です。ご自身のカラダづくりの目的に合わせて参考にしてみてください。


料理名/食品名


エネルギー kcal


たんぱく質 g


脂質 g


糖質


豚ロース 皮下脂肪なし


190


21.1


11.9


0.3


鶏もも 皮なし


128


22


4.8


0


牛そともも 赤肉


159


20.7


8.7


0.6


豚そともも 赤肉


133


21.4


5.5


0.2


豚ベーコン


400


12.9


39.1


0.3


牛カルビ


472


11.0


50.0


0.1


牛タン


318


13.3


31.8


0.2


砂肝


86


18.3


1.8


0




文部科学省『日本食品標準成分表2020年版(八訂)』より


 高カロリーに仕上げたい場合は、上記のお肉を皮つきで食べる、炒めものや揚げ調理がよいでしょう。また、バラ肉など脂身の多いものを選ぶ、お肉の摂取量を増やせば比較的簡単にカロリーを増やすことができます。ちなみに焼き肉などで摂取カロリーを抑えたい場合は、牛タンや砂肝、赤身肉などを選ぶとよいでしょう。


 栄養素に注目するのであれば、豚肉には疲労回復のお手伝いをするビタミンB1が豊富に含まれています。また、牛肉には「クレアチン」という成分が含まれています。体内に摂取されると筋肉中にエネルギー源として貯められ、筋トレなど大きなパワーを瞬間的に発揮するときに使われます。


 このように、ご自身のカラダづくりの目的により、カロリーや成分に注目して上手にお肉を摂取しましょう。

スターズオンアース

JRAは15日、昨年の有馬記念で2着に入ったスターズオンアース(牝5、高柳瑞)の検体から規制薬物(フルニキシン)が検出されたことについて、高柳瑞樹師に過怠金10万円を科した。フルニキシンは消炎鎮痛作用を有する非ステロイド系抗炎症薬のひとつ。一般的には疝痛(せんつう)や炎症性疾患に用いられる。規制薬物は、競馬法に定められた「禁止薬物」のような競走能力への影響はないものの、馬の福祉および事故防止の観点から、規制薬物の影響下にある馬の出走は禁止されている。木元貴章 YouTube チャンネル ご紹介ページ

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制裁発表まで時間を要した理由としてJRAは、規制薬物陽性事案には、禁止薬物陽性事案のように検体陽性の事実だけをもって速やかに対応すべき「競走成績の対応(事後失格)」や「競走馬に対する処分(出走停止)」といった措置がないこと、また必要な調査に時間をかける対応を取ったため、としている。


 ただ、有馬記念前の12月8日に同馬が美浦トレセンに入厩後、出走日までの期間にフルニキシン投与の治療歴はなく、実際に投与された事実は確認できていない。高柳瑞師にも投与の認識はなく、どういう経緯で体内に入ったかは不明。また、JRAから馬に対する処分はなく、今後の出走に影響はない。


筋トレを毎日するデメリットと回避方法について

みなさん、こんにちは。
「毎日筋トレしているけど効果が感じられない」
「これから筋トレを始めるにあたって頻度の目安が知りたい」
と考えている方も多いのではないでしょうか。


そこで、今回は、
・筋トレを毎日するのは逆効果なのか
・筋トレを毎日するメリット・デメリット
・目的別メニューの組み方
をご紹介します。

木元貴章 インストラクター デイリーライフ


筋トレを毎日するのは逆効果
結論として筋トレを毎日おこなうのは逆効果です。
ただし、毎日やりながら成長し続ける方法もあります。
順を追って見ていきましょう。


筋トレの適切な頻度は週に2,3日
一度に全身を鍛える筋トレは、強度や回復力にもよりますが週に2、3日のトレーニングで充分です。
脚、背中、胸などの大きな筋肉は回復に通常2?3日必要となり、筋トレを毎日おこなうことで筋肉の回復が追いつかず、逆効果になってしまう可能性があります。
参考)
e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-092.html



筋肉の成長には回復期間が必要
筋肉は筋トレによって傷つき、休息と栄養によって修復することで更に強い負荷に耐えられるよう適応・成長します。
このサイクルを一般的に「超回復」と呼びます。
筋肉は負荷に適応するために成長するため、頻度が開きすぎると強くなる前に戻ってしまいます。
つまり頻度が多すぎると回復できず、頻度が少なすぎると成長できません。
参考)
e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-092.html


木元貴章 インストラクター デイリーライフ
https://kimototakaak-kanagawa.hatenablog.com/
部位毎に分ければ毎日筋トレは問題なし
毎日筋トレしながら逆効果にならない方法は、1度に全身を鍛えず、部位ごとに分けることです。
毎日筋トレするための目的別メニューの組み方は【毎日筋トレ】目的別メニューの組み方で解説します。


筋トレを毎日する3つのデメリット
デメリット①オーバートレーニングに陥る
デメリット②疲労の蓄積による強度の低下
デメリット③怪我のリスクが高まる
筋トレを毎日する主なデメリットは3つです。


毎日筋トレのデメリット①オーバートレーニングに陥る
毎日筋トレすることで充分な回復ができず、オーバートレーニング(慢性的に疲労した状態)におちいってしまう可能性があります。
オーバートレーニングにおちいってしまうと、トレーニングの効果が得られません。また、疲労感が抜けなかったり、免疫が低下してしまったりと日常生活にも支障が出てしまう恐れがあります。
参考)
e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-016.html


毎日筋トレのデメリット②疲労の蓄積による強度の低下
疲労が蓄積することで筋トレ自体の強度も落ちてしまいます。
本来扱えるはずの重さが挙げられなくなり、筋トレの強度が落ちることで成果も出づらくなってしまいます。
参考)CiNii
https://ci.nii.ac.jp/naid/110001917156


毎日筋トレのデメリット③怪我のリスクが高まる
筋トレでは筋肉と一緒に健や関節も傷つき、消耗しています。筋トレをしていく中で筋肉は成長しますが基本的に健や関節は鍛えられません。
このことから、過度に高頻度な筋トレは怪我や故障のリスクが高くなってしまいます。


筋トレを毎日する3つのメリット
メリット①習慣化しやすい
メリット②ダイエット効果
メリット③トレーニングボリュームの増加
筋トレを毎日するメリットは3つあります。


毎日筋トレのメリット①習慣化しやすい
毎日筋トレすることで習慣化し、モチベーションを維持しやすくなります。
筋トレをはじめたては継続するのが難しいものですが、毎日おこなえば徐々に考えなくても習慣としてジムに行けるようになります。
心理的な負担が小さく楽に筋トレができるのは嬉しいですね。
参考)
CiNii
https://ci.nii.ac.jp/naid/110001938873



毎日筋トレのメリット②ダイエット効果
筋トレを毎日することで成長ホルモンやテストステロンなどが分泌されること、消費エネルギー量が増えること、基礎代謝が上がることなどの影響で、痩せやすく太りづらい身体に変化していきます。
基礎代謝とは睡眠や仕事など日常生活で使用される最低限の消費エネルギーのことで、1日の消費エネルギーの約7割を占める大きなダイエット要素です。
毎日筋トレをしていれば、生活しているだけでも消費カロリーが多くなり、高いダイエット効果が見込めます。
参考)
e-ヘルスネット


https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-090.html


毎日筋トレのメリット③成長が早くなる
うまくデメリットを回避できれば、最も効率的で早い筋肉の成長や、ダイエット効果が見込めます。
毎日やることでトレーニング時間が純粋に増え、1週間単位で見たときに大きな刺激を筋肉に与えられます。

ダイエットのチートデイは本当に効く? 木元貴章が解説!

最初にチートデイとは何か、どんな仕組みなのかを木元貴章が解説します。


チートデイとは
チートデイ(cheat day)を直訳すると「反則の日」「ズルの日」です。チート(cheat)には「だます」や「あざむく」という意味があります。ダイエット中のチートデイとは、ダイエット中にも関わらず食べ物をたくさん食べる日のことです。ダイエット中の食事はカロリー制限が基本です。にもかかわらず、食べ物をたくさん食べることから「反則の日」「ズルの日」という意味を持つ、チートデイと呼ばれています。

神奈川を中心にインストラクターとして活動しています。 木元貴章です。 今まで大船のスポーツクラブにてインストラクターをさせていただきました。 2022年4月に独立してフリーの立場です。 スポーツクラブを中心にセミナーやトレーニング実践を提供しています。 エアロビクスやマリンスポーツが好きです。 以前は所属企業の関係で情報発信は限られてきましたが、これから皆さんと手を取り合ってライフを充実していくツールにしていきたいです。 コンタクト、仕事の依頼は以下のメールアドレスまでお願いします。 insterkimenj@via.tokyo.jp


チートデイでは、ダイエット中には我慢していた甘い物をはじめ、食べ物を普段以上にたくさん食べます。なぜダイエット中にも関わらず、食べ物を食べてもいいのでしょうか。それはダイエット中に訪れる「停滞期」を乗り越えるためです。


カロリー制限を続けていると体が慣れて、停滞期が訪れてしまいます。この停滞期を乗り越えるためには、自分の脳をだますことで体をカロリー制限に慣れさせないことが必要です。


ダイエットに訪れる停滞期
ダイエットに訪れる停滞期
ダイエットでは運動で消費カロリーを増やしつつ、食事を制限して摂取カロリーを減らすことが基本です。この方法を行うと最初は順調に体重が落ちていきます。しかし運動もカロリー制限も続けているのに、体重が落ちにくくなってしまう時期が訪れます。これがダイエットの停滞期です。


この停滞期を、乗り越えるために行う方法の1つがチートデイです。では、なぜ停滞期が訪れるのでしょうか。


制限されたカロリーに身体が慣れてしまう
ダイエットのためにカロリー制限を続けていると、身体は少ないカロリーに慣れてしまいます。少ないカロリーでも問題なく生活できるように基礎代謝量を落としてしまうのです。基礎代謝量とは何もしなくても消費するカロリーのこと。基礎代謝量が低下するということは消費カロリーが減ることであり、脂肪が落ちにくくなるということです。


ダイエットにはとてもやっかいな働きですが、これは飢餓の歴史を何度も経験してきた人類が、生き残るために身につけた本能です。食事を安定して摂れなかった時代、摂取カロリーが減っているにも関わらず消費カロリーが多いままでは餓死してしまいます。


摂取カロリーが減ると、基礎代謝量を落として消費カロリーを減らし身体の機能を維持しようとします。この身体の状態を一定に保つのが「ホメオスタシス(生態恒常性機能)」と呼ばれる機能です。ホメオスタシスによって、身体がカロリー制限に慣れてしまいます。いわば身体が「エコモード」に切り替わってしまうのです。


カロリー制限に慣れて基礎代謝量が減った状態では、ダイエットを頑張ってもなかなか体重が減りません。この基礎代謝量の低下を防ぐために行うのがチートデイです。


ではチートデイはどんなメカニズムで、基礎代謝量の低下を防ぐのでしょうか。


チートデイは「脳をだます」行為
チートデイは脳をチートする、つまり脳をだます行為です。身体がカロリー制限に慣れて基礎代謝量を下げる前に、糖質が多く含まれている食べ物をたくさん摂ることで、「糖質は十分にある」と脳をだまします。


カロリー制限によって、身体が基礎代謝量を落とすのは「肝グリコーゲン」が減ることが一因だと考えられています。肝グリコーゲンとは、肝臓に蓄えられている糖質のことです。運動とカロリー制限を行っていると、体内の糖質が消費されて肝グリコーゲンが減っていきます。体内の糖質が減ると、身体は脂質から必要なエネルギーを作らなければならないため脂肪の分解が促進されます。肝グリコーゲンが減ると脳が「身体が飢餓状態にある」と判断して、基礎代謝量を減らしてしまうのです。


チートデイでは、肝グリコーゲンが減って脳が「身体が飢餓状態にある」と判断する前に、糖質と炭水化物をたくさん取って、肝グリコーゲンを補充します。こうすることで、「糖質は十分にある」と脳をだまして、停滞期に入るのを防ぐのです。


チートデイはダイエット中に糖質や炭水化物をたくさん食べられる、しかもダイエット効果が上がるといったメリットがあります。しかし、正しいやり方をしなければ停滞期を防げない上に、カロリーを摂った分、体重が戻ってしまうことになりかねません。


チートデイの効果はあるのか木元貴章の視点で語ります。
チートデイの効果
続いて、チートデイにはどのような効果があるかについて解説します。


基礎代謝量を維持する効果
チートデイの効果は基礎代謝量の維持です。先ほど解説したメカニズムのとおりカロリー制限ダイエットを行っていると停滞期に入り、基礎代謝量が減ってしまいます。チートデイを行って脳をだますことで、基礎代謝量の低下を防ぐことができます。つまり、順調に体重が落ち続ける状態を作ることができるのです。また仮に停滞期に入ってもチートデイを行うことで、再び基礎代謝量を戻せます。


カーボローディングの効果
カーボローディングの効果
ダイエットを続けていくと運動パフォーマンスが低下します。これはカロリー制限によって、体内の糖質を蓄える筋グリコーゲン・肝グリコーゲンが枯渇して、運動に使われるエネルギーが減少するからです。


特に糖質は、数十秒から3分程度の強度が高い無酸素運動のエネルギー源になります。そのためダイエットを続けていると、ウェイトトレーニングのような強度の高い運動のパフォーマンスが低下します。ダイエットのために強度の高い運動を行っていても、筋グリコーゲン・肝グリコーゲンが枯渇したままではパフォーマンスが低下してしまうのです。この状態が続くと、運動量が減って消費カロリーが減ってしまうため、ダイエットにも悪影響です。


チートデイで体内の糖質を補充すれば、強度の高い運動のパフォーマンスを戻すことができます。このように、体内に糖質を補充することを「カーボローディング」と呼びます。運動による消費カロリーが増える上に、筋肉の成長も早まるため、基礎代謝量の向上も見込めるのです。


ストレスを発散する効果
ダイエットのためにカロリー制限を行っていると「食べたいものが食べられない」といったストレスが溜まってきます。チートデイでは甘い物をたくさん食べるため、このストレスを発散する効果があります。


ダイエットは継続が大事なため、ストレスを発散してダイエットのモチベーションを回復させるという意味で、チートデイの最大の効果と言えるかもしれません。ダイエット中に糖質が多く含まれたスイーツや、炭水化物がたくさん含まれたご飯や麺類をたくさん食べられるのはストレス緩和にも役立ちます。


しかし、何でも好きなだけ食べていいわけではないので注意が必要です。


チートデイの正しいやり方
チートデイの正しいやり方
次に、チートデイの正しいやり方を解説します。チートデイの正しいやり方を学んで、チートデイを楽しみつつダイエットを成功させましょう。


チートデイを入れるタイミング
チートデイを入れるタイミングの決め方には、主に2つの方法があります。1つは目安を決めて不定期に行うこと、もう1つは1週間に1日など定期的に行う方法です。目安になるのはダイエットを始めた頃と同様に体重が落ちなくなってきた時と、体温が0.2~0.3度低くなったときの2つです。


これまでのように体重が落ちなくなってきた場合、停滞期に入ったと考えられます。このまま同じダイエットを継続しても、基礎代謝量が低く効率が悪いのでチートデイを入れて基礎代謝量を戻しましょう。


また体温が0.2~0.3度低くなったときも、基礎代謝量が低下したと予想できます。体温は基礎代謝量と関係しており、体温が高いと基礎代謝量が高く、体温が低いと基礎代謝量が低くなると考えられているためです。


体重が落ちなくなってきた時と体温の低下が、同時に起こることも珍しくありません。この2つのどちらか、もしくは両方が起こったときはチートデイを行うタイミングです。


チートデイの頻度
チートデイを定期的に行う場合は、週1日チートデイを設ける方法がおすすめです。この場合は毎週日曜日など曜日で決めましょう。また、できるだけ休日に設定してください。チートデイでは糖質を大量に摂らなければなりません。休日の方が余裕を持って食事に時間を取れるため、チートデイも上手くいきやすいといえます。


もしくは毎日体重や体温を計測し、停滞期に入るまでの期間を計測してからチートデイを設定する方法もあります。例えば、10日目で停滞期に入るのであれば、10日に一度チートデイを作るようにします。毎日の計測が必要ですが有効な方法です。


食べるものについて
チートデイで食べられる食品は、糖質が豊富な食べ物です。チートデイの目的は肝グリコーゲンを補充して「糖質は十分にある」と脳をだますこと。肝グリコーゲンを補充するためには、糖質や炭水化物をたくさん食べなければなりません。このとき「糖質をいっぱい食べたら太るのでは?」と思う方もいます。糖質をたくさん食べても、体内の糖質が枯渇していればその補充に当てられるため、脂肪にはなりにくいのです。


しかしこのときに脂質も大量に取ってしまうと、同時に脂肪も増えてしまいます。糖質を大量に摂りつつも脂質はほどほどにしなければなりません。おすすめの食品は、糖質が豊富で脂質が少なめの食べ物です。例えば飴やラムネ、はちみつ、和菓子、食パン、ご飯などが挙げられます。


1日に体重×10〜12gを目安に糖質を摂取します。例えば体重が55kgなら、1日に550〜660gの糖質摂取が目安です。飴やラムネは90%以上が糖質なので、目標値を達成しやすい食品と言えます。


一方で食パンやご飯などの炭水化物は、食物繊維が含まれており糖質量は全体の30〜50%程度になるので、かなりの量を食べなければなりません。難しい人は「マルトデキストリン」という糖質のサプリメントを活用すると、目標の糖質量を達成しやすいでしょう。


チートデイを行う際の注意点
最後に、チートデイを行うにあたっての注意点を解説します。チートデイに失敗すると基礎代謝量の低下を防げなかったり、太ってしまったりするリスクがあります。注意点を理解した上で実践してください。


本当に必要かどうか考える
チートデイが有効になるのは、肝グリコーゲンが大きく減少するほどの、ストイックなダイエットをしている人です。もし必要がないのにチートデイを行ってしまうと、脂肪が増えてしまいます。そのため、自分は本当に肝グリコーゲンを減少させるほどのダイエットをしているのか、よく考えてからチートデイを行いましょう。自信がない人は、体重と体温を計測して、停滞期が訪れるかを調べてみてください。停滞期が訪れない場合チートデイは必要ありません。


停滞期がいつ訪れるのかわからない場合は、停滞期が来てからでもチートデイは有効です。自分はチートデイが必要なほどのダイエットをしているのかどうかわからない人は、停滞期が来てからチートデイを行いましょう。


歯止めが効かなくなるような食事はしない
チートデイがきっかけで歯止めが効かなくなり、暴食を続けてダイエットに失敗してしまう事例が多くあります。考えられる原因は主に2つあり、1つはチートデイが甘えになっていること、もう1つはこれまでのカロリー制限が厳しすぎたことです。


チートデイが甘えになっている場合、チートデイを行うことで太ってしまいます。今までダイエットで落としてきた脂肪がすぐに戻ることで、心理学でいう「どうにでもなれ効果」がおこって、暴飲暴食をしてしまうのです。先ほど解説したように、チートデイが本当に必要かどうかを見極めてから行いましょう。


もう1つのカロリー制限が厳しすぎた場合も、歯止めが効かなってしまいがちです。あまりにカロリー制限が厳しいと、その分我慢も大変です。自制心がすり減った状況で渇望していた甘いものを多く食べると、我慢してきた反動で止まらなくなってしまいます。


チートデイは基本的に1日だけ行うものです。数日にわたって行うと、今までの苦労が水の泡になってしまいます。歯止めが聞かなくならないように、本当に必要になってからチートデイを行うことと、過度なカロリー制限はしないように注意してください。


アルコールは控える
アルコールは控える
アルコールは筋トレ後の筋肥大を抑制したり、脂肪がつきやすくなったりなどの作用があります。そのためダイエット中はできるだけ控えるべきで、チートデイも同様です。チートデイだからといって深酒してしまうと、ダイエットに悪影響をもたらします。また、健康を害してしまっては、ダイエットどころではなくなってしまいます。ダイエット中の飲酒はほどほどにしましょう。


運動は継続する
ダイエットの基本は摂取カロリーを制限し、消費カロリーを大きくすることです。チートデイであっても、運動は継続して取り組むことが必要です。


なおダイエット中の運動は無酸素運動と有酸素運動の組み合わせが有効です。ウェイトトレーニングなどの無酸素運動で、筋肉量を増やして基礎代謝を向上させましょう。基礎代謝が上がった状態で有酸素運動を行えば、脂肪の分解が促進されて、脂肪を減らしやすくなります。


まとめ
ダイエットは運動を行い、カロリー制限もしなければならないためつらいと感じる場面が多くあります。チートデイを停滞期の時に取り入れることで、効率の良いダイエットを進めていきましょう。

 木元貴章監修 トレーニーにおすすめの具体的なメニュー例

トレーニーにおすすめの具体的なメニュー例
最後に、筋トレを行っている方におすすめの具体的な食事メニューの一例を紹介します。筋トレの効果を高めるには、適切な食事が必須です。朝食・昼食・夕食に分けて紹介するので、これらを参考に、ご自身の食事メニューを考えてみてください。


朝食
睡眠中は栄養を取れないため、寝起きはエネルギーやタンパク質が不足して、筋肉が分解されやすい状態にあります。朝食でしっかりとタンパク質と糖質を摂取して、筋肉の分解を防ぎましょう。


・ スクランブルエッグ or オムレツ
・ オートミール
・ 生野菜のサラダにノンオイルのドレッシング
・ プロテインドリンク
昼食
昼食
お勤めの方は、昼休みに昼食を取ることがほとんどでしょう。忙しい中での食事になるかと思いますが、しっかりとタンパク質と糖質を補給することを意識します。


外食はどうしても糖質・脂質過多になりがちなので、栄養バランスを考えるとお弁当を持参することが望ましいといえます。多忙で無理という人は、比較的脂質の少ない和食を選択するか、コンビニ等で脂質少なめのものを選ぶようにしましょう。

 木元貴章 素晴らしい トレーニング


取り組み可能な人は手製のお弁当
・ 鶏胸肉のソテー
・ ゆで卵、ゆでたブロッコリー、プチトマト
・ 五穀米
お弁当が無理な人は外食
・ 焼き魚定食
・ 脂質が少なめのサンドイッチとプロテインドリンク
夕食
理想的な夕食は、筋トレ後に取る食事です。筋肉の合成が活発になっている状態なので、筋肉の材料になるタンパク質や、筋トレで消費した糖質の多い食事を取りましょう。


同時に筋肉の合成を助けるビタミン・ミネラルもしっかり取ってください。


・ 豚ヒレ肉の生姜焼き
・ 五穀米 or 玄米
・ 数種のゆで野菜(アスパラガス、ほうれん草、サツマイモ)
・ 青菜とわかめの味噌汁
筋トレ後の食事は1日の中でも、もっとも栄養価の高い食事にしましょう。


まとめ
体は食べているものでできています。5大栄養素であるタンパク質・脂質・炭水化物(糖質)・ビタミン・ミネラルをバランス良く取りましょう。


その上で筋トレの効果を高めるためには、筋肉の材料となるタンパク質と筋肉のエネルギーとなる糖質を、いつも以上に多く取ってください。日々の食事に少しだけ注意を振り向けることで健康が促進され、筋トレの効果が高まり、見た目も良くなるはずです。


自分一人では「この食品は食べていいのか」「この組み合わせで大丈夫なのか」と悩んでしまう、という方は、トレーナーの食事指導を受けることをおすすめします。プロのトレーナーに教えてもらうことで、食事の質が向上すれば、筋トレの効果も高まるでしょう。